P検3級の勉強方法

P検ってどんな試験?

P検

P検はMOS試験と違ってWordやExcelのみの検定ではありませんので、パソコンの基礎知識を勉強したり、タイピングの練習をしなくてなりません。

幅広く勉強しなくてならないので、勉強には時間がかかるかもしれません。しかし、パソコンの知識が幅広く学べる良い試験だと私は思います。パソコン教室で学習されている方には卒業証書代わりに皆さんに受験してもらいたい資格です。

お仕事でパソコンを使う方には履歴書に書くためにP検3級を受験されることをお勧めします。

P検3級の特徴


試験の内容は実際にパソコンを操作する設問はわりと少ないです。4択の選択問題がほとんどです。数問だけ実際のパソコンを使って解答する実技試験もあります。

※選択問題は筆記試験ではありません。パソコンで操作する試験方式です。

P検3級の人物像

会社に入社1~2年相当レベル

ネットワークに接続されたクライアントパソコンで、社内業務を遂行する上で応用的な知識、スキルを持っている

P検3級の難易度

WORDとEXCELをある程度使ったことのある方でしたら、独学でも1ヵ月ほどの勉強で合格できるかもしれません。(※勉強期間については個人差がありますので、期間を計るのは難しいのですが、目安として書いておきます。)しかし、WORDもEXCELも一から勉強していくと相当時間がかかるかもしれません。

あとインターネットの閲覧をしたことがない、メールをしたことがないというような方だと、また勉強期間が長くなります。

私の感覚ですが、ITパスポート試験など国家資格の試験と比べるとかなりやさしい試験であると思います。

P検の受験日(試験日)

P検を受験できる学校(パソコン教室)は、PASS認定校と呼ばれています。 PASS認定校は全国に約2000校あります。全ての都道府県で受験することができますのでお近くの認定校を探しましょう。

こちらで調べてください

ここは良いなぁと思うパソコン教室の詳細を見ていただいて、受験できる日、時間を確認しておきましょう。 夜間や休日の受験を考えている人はそのあたりをよく確認してください

ほとんどのパソコン教室ではP検の試験日は決めておらず、随時試験が多いはずです。受験したい方がいらっしゃってから試験日を決めるので、受験したいパソコン教室にご相談いただいて決めてください。

一般受付不可と明記されているパソコン教室もあるので、見落とさないようにしてくださいね。

タイピングの試験ではいつものパソコンと少し違うだけで、速度が大きく落ちてしまうことがあります。もし自分が通うパソコンスクールで受験するのであれば、受験の時はどのパソコン使うのか念を入れて下見をさせてもらうと良いですよ。

大学や短大で入試の優遇・単位認定

P検3級を取得していると入試の優遇措置がある大学や短大が多くあります

P検3級の合格率


P検3級の合格率は以下のとおりです。

社会人(大学生も含めて):85.8%

高校生・中学生(合格支援制度利用なし):50.3%

高校生・中学生(合格支援制度利用なし):74.2%

P検3級の受験料

P検3級の受験料は社会人・大学生5,200円です。高校生以下2,040円

基本的には受験日までに受験料を納めることが多いのですが、中には当日の支払いでも良い試験会場もあると思います。

おすすめのP検対策テキスト


当パソコン教室では、いつもFOM出版さんのテキストを使っております。以前は他社の対策テキストを使っておりましたが、その時はテキストと問題集が別々でした。両方買うと5,000円近くの費用になりました。しかし、FOMさんのテキストはテキストと問題集が一緒になっておりますのでありがたいです。

実際に受験されるとテキストの内容より少し難しかったとほとんど受験者さんが言われます。しかし、私はFOMさんのテキストの中身の問題が理解できていればP検3級に合格する力はあると思っております。それ以上難しい問題が出題されてもそれは仕方ないと思って、自分が覚えてきたものだけでもきっちり解ければ十分合格できます。もしくは、聞いたことがない言葉が出てきたとしてもこれまで覚えた知識をヒントになんとか対応していただきたいです。


※上記のテキストは書店ではほとんど置いてないようですのでAmazonでの購入をおすすめします。Amazonは通常送料無料です。コンビニから先払いをすればクレジットカードがなくても簡単にお支払いができます。

※Word・Excelの2002・2003のバージョンには対応しておりません